講演と無料相談 in いけだ(11月23日)


この案内チラシのダウンロードはこちら(PDF)

登校拒否 ・ 不登校から 回復・自立へ
講演と無料相談 in いけだ

 登校拒否・不登校に悩み苦しんでおられる当事者や保護者・現場の先生方はじめ、関係されておられる皆様方の思いを少しでも軽減・解消できるように、講演と無料相談会を開催します。どなたでもご参加いただけますので、どうぞお誘い合わせのうえお越しください。

講演: どの子も 自分の足で立ち上がって歩き出す ― 親や学校の先生・地域の方々の役割

講師:甲斐(かい) 真知子(まちこ) さん

  NPO法人おおさか教育相談研究所 副理事長・相談員
  元小学校教員37年
  退職後、相愛大学教員6年
  共著「希望の授業づくり」等
  研究:「登校拒否・不登校問題アンケート調査」

日時  2018年11月23日(金.祝)

  受付  13:15
  講演会 13:30~15:20
  交流会  15:30~16:45
  個別相談 15:30~16:45

場所 池田駅前南会館 4号室

 池田市呉服町1-1サンシティ池田2階
 阪急宝塚線「池田」駅下車・南側徒歩2分

資料代 500円

事前申し込みは不要です。当日受付にお越しください。
 また、個別相談をご希望の場合は、受付で申込み願います。

主催 NPO法人 おおさか教育相談研究所(略称:教育相談おおさか)
後援 池田市 ・ 池田市教育委員会
助成 公益財団法人大阪コミュニテイ財団

  

講演と無料相談会in さかい(2月8日)

 この案内のダウンロードはこちら(PDF)

登校拒否・不登校、社会的ひきこもりから 回復・自立へ
講演と無料相談会in さかい

 小中学校の子どもの不登校が前年に続いて今年も増加し、全国で12万人《堺市1688人(2014年学校基本統計)》を超えています。若者の社会的ひきこもりも54.1万人《2016年内閣府推計》と20歳代30歳以上ともに増加傾向にあります。
 子どもと若者の生きづらさの実態がさらに深まっている今、「登校拒否・不登校、社会的ひきこもり」をどうとらえ、かかわるか、その援助のあり方についてご一緒に考え合いましょう。

講演: 子どもたちが立ち上がるには 親(おとな)の役割が大切

      講師: 村上(むらかみ) 公平(きみひら)さん NPO法人おおさか教育相談研究所
理事・相談員。大阪音楽大学・相愛大学非常勤講師を歴任。
日本生活指導学会所属、研究論文多数

日時  2018年 2月12日(月・祝)

    受付 13:00

演 奏 13:25~13:40
講演会 13:40~15:10
交流会 15:20~16:30
個別相談 15:20~16:30

❖ 場所 サンスクエア堺 第1会議室 (A棟2階)
    JR阪和線 「堺市」駅下車徒歩2分

❖資料代 500円

* 事前申し込みは不要です。当日受付にお越しください。
また、個別相談をご希望の場合は、受付で申込み願います

共催 NPO法人おおさか教育相談研究所(略称:教育相談おおさか)
   登校拒否を克服する会・泉北ニュータウン地域交流会
協賛 NPO法人堺子育て・教育ネットワーク
後援 堺市教育委員会 ・ 堺市社会福祉協議会

  

八尾市113名の参加、心温まる講演・無料相談会に

八尾市113名の参加、心温まる講演・無料相談会に

登校拒否を克服する会・八尾交流会が主催
―教育相談おおさかは個人相談で応援

 去る12月10日、八尾市・山本コミュニティーセンターで「登校拒否・社会的ひきこもりからの回復・自立をめざして」の「講演と無料相談会」が、克服する会・八尾交流会が主催し、八尾市教育委員会・八尾市社会福祉協議会・公益法人八尾市文化振興事業団が後援、NPO法人おおさか教育相談研究所は協賛して開かれました。

教職員の参加も含めて多彩に

 参加者は、これまで最多の113名で昨年参加のなかった教職員が7名も参加され、親を誘って来られた方も複数おられて広がりを感じました。相談員も10名参加で個別相談9件に対応、協力しました。
 オープニングは、地域の合唱団「3びきのくまさん」で子どもを含め30名の歌声が心にじんとしみこみました。

しっくりと納得いった講演

 ほっこりした雰囲気で始まり、講演は、心理臨床家の高垣忠一郎さんのお話。共感的な自己肯定感の大切さを自作の“よしよし”の詩を交えながら語られ、心にしっくりと納得のいく内容でした。
 後半の交流は、青年期と学齢期に分かれ、個別相談と並行して有意義に行われました。

八尾市の事業助成を受けて校園長会議、地域の団体の協力、学校訪問、青年も準備の中心に

 今回で4回目の取り組みですが、これまでと違うのは、地域交流会の主催で世話人や親、レボレボに参加している青年たちを中心に当日の準備や運営が進められただけでなく、初めて「八尾市こども政策課八尾っ子元気やる気アップ提案事業助成金の助成事業」として行われたことです。それにより、事前に校園長会で取り組みのアピールができたり、チラシ・ポスターを昨年に上回って作成でき、26の地域団体や公的機関に挨拶を兼ね配布しました。また、世話人と相談員で小中高校、支援学校の50校を訪問し、管理職と面談することで学校の多忙化、深刻化を実感してきたこともよかったです。 今回の取り組みで、地域で悩んでおられる方々に、学び合い語り合う居場所や相談機関が身近にあることを知ってもらう掘り起しができてきていることを励みにして、行政や学校との太くなってきたパイプをこれからも大事にして取り組んでいきたいと思います。

相談員・理事 松尾裕子

  

四条畷市で「不登校とひきこもりを考えるつどい」講演と相談会

講演と相談会  今年もスタート
 四条畷市で 「不登校とひきこもりを考えるつどい」
四条畷市・市教育委員会の後援も

 12月3日、今年度はじめの講演と相談会が四条畷市で、四条畷市教職員組合、不登校の子どもをもつ親の会・そらいろ★なわて、教育相談おおさかの3者の共催で開かれました。また、四条畷市と市教育委員会の後援も得ることができ、校長会で案内チラシが配られ教職員の参加を呼びかける協力も頂きました。また、市内の子ども食堂を3地域で実施している方の協力も得られました。

わかりやすかった講演  子どものこえ・親の思いから

 メインの講演は、森川紘一さん(教育相談おおさか相談員)。「子ども・若者の立ち上がる力をひきだすために――保護者・教職員のみなさんのつながりを大切にして」と題して講演しました。50年にわたる教員生活で小学校と大学で子どもと親や学生との関わりで学んだことと、学生の体験や思いも織りまぜ、豊富な資料を駆使してわかりやすく話しました。そして、登校拒否とはどういうことか、子どもたちの苦しみと日々向き合う親の辛さに共感しつつどう向き合えばいいのかなどについて、子どものこえや親の思いを引用して丁寧に話を進めました。なぜ子どもや若者の苦しみが生まれるのか、その社会背景にも触れて解明しました。

 若者支援から

 続いて、社会的ひきこもりの若者を支援している古庄健さんが若者支援の活動を報告しました。社会的ひきこもりを経験した若者たちが中心になって支援団体を訪問して聞き取り調査をし、このほど「社会的ひきこもり若者支援機関マップ」を作成
した経験や、やっと居場所にたどり着いた

50名の参加でいっぱいの会場

若者にとってニーズに応じた居場所の大切さを話しました。行政と民間の協力で地域での居場所づくりをすすめるために、古庄さんも関わっている枚方市での市と民間団体とのネットワークの活動を紹介しました。

「安心して通える学校に」――交流会

 後半の交流会は学齢期と青年期の2つに別れて行われました。
学齢期の子どもを持つ交流会では親のしんどさが話されました。お母さんが「子どもは今友人がいないので心配」と言われたことに、若者から「私も小中学校時代は友人がいなかったが、大人になった今はたくさんいる。友人は大人になってからでもできる」と経験を話すとホッとしてうなずいておられました。また、「今の学校はきまりがきつく、子どもの自由が少ない。安心して通える学校であってほしい」との声があり、それに子ども食堂を実施している方から「子ども食堂に通ってくる子どものようすから今の子どものおかれているきびしさが伝わってきて何とかしなければ」との思いが話されました。

 青年期の交流では3人のお母さんからわが子のひきこもっていた様子や、そこから抜け出して社会復帰していった様子などがリアルに語られました。

(相談員 茶園真灮)

  

父母・教職員・青年・相談員が心を寄せて 堺市「講演と相談会」

立ち見の会場で聴き入った66名

―父母・教職員・青年・相談員が心を寄せて 堺市「講演と相談会」

 2016年度5か所での「講演と相談会」は、最後に2月26日、堺市教育委員会と堺市社会福祉協議会の後援を受けて、堺市・サンスクエア堺を会場に開かれました。参加者66名で会場は満席、10名ほどは立ったまま聴かれました。

❖ ❖ ❖ ❖ ❖

 オープニングは泉北ニュータウン交流会の世話人さんの声かけで、Hさんが苦しかった頃の自分の思いを歌にしてギターの語り弾きをしてくれました。

 講演は、柚木健一さん(相談員・理事長)。講演内容と資料を加えた分厚い冊子にもとづいて登校拒否・不登校について、適切な援助で子どもたちは自らの力で必ず立ち上がると話しました。そして、社会的ひきこもりにある青年の実態から今の社会での青年の生きづらさ解明しつつ、安心・安全を保障すれば回復し立ち上がる、それには家族が最大の援助者であるとして、支援のあり方を語りました。

 講演の結びはギター演奏をしてくれたHさんの詩を紹介して苦しみを乗り越えて今の姿があることを参加者と共有しあいました。

❖ ❖ ❖ ❖ ❖

 後半は登校拒否と社会的ひきこもりにそれぞれ9名と10名の参加で交流会がもたれ、講演の感想も交えて改めてわが子を見つめ直しながら各自の思いを語り合いました。並行して別室では10組の個別相談が行われ、相談員が相談に応じました。

 堺市内の1つの小学校から6名もの先生が参加されて内3名の方が個別相談を希望され、クラスの子どもの対応のあり方について深めることができました。この学校では不登校問題を教師集団で対応しようとされている姿勢を知ることができました。

 準備は、泉北ニュータウン交流会との共催ですすめたこと、堺子育てネットワークの協賛、堺市教職員組合の全面的な協力によってとりくむことができました。

❖ ❖ ❖ ❖ ❖

 参加者の感想の一部を紹介します。
「講演は子どもの不登校が始まって今日までの復習のようで、その通りだったと納得できるものでした。相談も丁寧に聴いて頂き、今もらえている安心できた気持ちを忘れないでいたいです」。「お話を聴きながら息子の場合はどうだったかなと思いだしながら聞かせて頂きました。交流会は自分の思いを出せる場でとてもありがたいです。」


 3年連続で行った「講演と個人相談会」は20か所となり、2016年度は5か所で延べ参加者は210名、個人相談は30組でした。この事業は各地で市教育委員会等の後援、登校拒否を克服する会や関係団体の協力によって定着してきています。

(相談員:茶園真灮)

(教育相談おおさか 会報『わかくさ』第19号 2017.5.2)

  

府内10カ所での「講演と無料個人相談会」は好評を得て終了しました。

2016_01_kouen_to_soudan1

 昨年11月から府内10カ所での「講演と無料個人相談会」は好評を得て終了しました。

 開催した順に、豊中市、東大阪市、大東市、八尾市、大阪市城北地域、同南部地域、河内長野市、岸和田市、大阪市淀川地域、吹田市の10カ所。

 参加人数は410名。

 登校拒否・社会的ひきこもりで困っておられる家庭がまだまだ多くあることも知ることができ、このとりくみの重要さを実感しました。

 昨年度からさらに、社会福祉協議会、公民館、子ども家庭センター、民生委員、社会教育課など、広い範囲から参加を頂きました。登校拒否を克服する会地域交流会のみなさんはじめ地域で協力頂いた方々の支援の賜物と感謝しています。 

                  (相談員・理事長 柚木健一)

今年度の開催一覧はこちら(すべて終了しました。)