八尾市113名の参加、心温まる講演・無料相談会に
登校拒否を克服する会・八尾交流会が主催
―教育相談おおさかは個人相談で応援
去る12月10日、八尾市・山本コミュニティーセンターで「登校拒否・社会的ひきこもりからの回復・自立をめざして」の「講演と無料相談会」が、克服する会・八尾交流会が主催し、八尾市教育委員会・八尾市社会福祉協議会・公益法人八尾市文化振興事業団が後援、NPO法人おおさか教育相談研究所は協賛して開かれました。
教職員の参加も含めて多彩に
参加者は、これまで最多の113名で昨年参加のなかった教職員が7名も参加され、親を誘って来られた方も複数おられて広がりを感じました。相談員も10名参加で個別相談9件に対応、協力しました。
オープニングは、地域の合唱団「3びきのくまさん」で子どもを含め30名の歌声が心にじんとしみこみました。
しっくりと納得いった講演
ほっこりした雰囲気で始まり、講演は、心理臨床家の高垣忠一郎さんのお話。共感的な自己肯定感の大切さを自作の“よしよし”の詩を交えながら語られ、心にしっくりと納得のいく内容でした。
後半の交流は、青年期と学齢期に分かれ、個別相談と並行して有意義に行われました。
八尾市の事業助成を受けて校園長会議、地域の団体の協力、学校訪問、青年も準備の中心に
今回で4回目の取り組みですが、これまでと違うのは、地域交流会の主催で世話人や親、レボレボに参加している青年たちを中心に当日の準備や運営が進められただけでなく、初めて「八尾市こども政策課八尾っ子元気やる気アップ提案事業助成金の助成事業」として行われたことです。それにより、事前に校園長会で取り組みのアピールができたり、チラシ・ポスターを昨年に上回って作成でき、26の地域団体や公的機関に挨拶を兼ね配布しました。また、世話人と相談員で小中高校、支援学校の50校を訪問し、管理職と面談することで学校の多忙化、深刻化を実感してきたこともよかったです。 今回の取り組みで、地域で悩んでおられる方々に、学び合い語り合う居場所や相談機関が身近にあることを知ってもらう掘り起しができてきていることを励みにして、行政や学校との太くなってきたパイプをこれからも大事にして取り組んでいきたいと思います。
相談員・理事 松尾裕子



講演は、柚木健一さん(相談員・理事長)。講演内容と資料を加えた分厚い冊子にもとづいて登校拒否・不登校について、適切な援助で子どもたちは自らの力で必ず立ち上がると話しました。そして、社会的ひきこもりにある青年の実態から今の社会での青年の生きづらさ解明しつつ、安心・安全を保障すれば回復し立ち上がる、それには家族が最大の援助者であるとして、支援のあり方を語りました。
後半は登校拒否と社会的ひきこもりにそれぞれ9名と10名の参加で交流会がもたれ、講演の感想も交えて改めてわが子を見つめ直しながら各自の思いを語り合いました。並行して別室では10組の個別相談が行われ、相談員が相談に応じました。